iDeCoとは
iDeCoって何?

こんにちは。案内係のうぐいすです。
今日はiDeCoについて学びましょう!

こんにちは。今日も楽しく学びましょう!

先生。僕、iDeCoって全く知らないんです。

正直なところ、知らない人がまだまだ多い。

なので、今日勉強しましょう!
iDeCo(イデコ)とは「個人型確定拠出年金」の事です。英語表記で表すと、individual-type (個人型)Defined(確定) Contribution(拠出) pension plan(年金)。行政が付けた造語です。
iDeCoの概要
- 自分で掛金を拠出する
- 自分で運用売る。
- 年金受取額は運用成績によって変わる

自分で作る年金と言えますね!


先生!iDeCoは投資ですか?リスクを伴うのではないのですか?

確かにiDeCoはリスクを伴う投資法です。

そもそもの日本の年金制度について理解を深めてみましょう!
日本の年金制度
3階建てシステム

1階部分:国民年金。国民全員が加入義務。
2階部分:厚生年金。会社員や公務員が加入。
3階部分:公的年金。(1階+2階)のプラスアルファ部分。

iDeCoは3階部分にあたる制度なのです。

自営業やフリーランスをはじめ、一般的なサラリーマンや公務員にとっては老後に不安が無いと言えるほどの年金金額がもらえるかわからないのです。

えぇ・・・。そうなんですか???

実はそうなんです。公的年金だけでは生活が出来るか不安です。
国民年金の平均受給額 : 55,000円
厚生年金の平均受給額 : 147,000円(1階部分である国民年金を含む額)

公的年金だけでは老後の生活が不安になる気持ちもわかります・・・。

そこでiDeCoの登場です。皆さんがiDeCoを活用することにより老後の資金的不安を取り除けるよう法改正するので各自努力をしてください!と言うのが政府の狙いです。

昔から言われ続けてきた人口減少や少子高齢化の結果、自分の年金は自分で準備して行かなければいけない時代が来たというわけです。

そこで、政府が練りに練ったiDeCo案を2017年1月に発足。非常に優れた制度を打ち出してきました。メリットをご紹介しましょう。
iDeCoのメリット
政府公認節税メリット
- 住民税と所得税が軽減
- 運用収益がすべて非課税
- 退職金や年金として控除が適用可能

節税対策が非常に優れている制度なのですね?

そうです。 リスクを背負うというところを打ち消す意味で節税対策に力を入れてます。
公的年金資産運用の参考例
公的年金を毎月23,000円30年間。拠出し続けて年5%で運用した場合。
60歳の時点で資金額は1,914万円になる計算です。(元本828万円+運用益1,086万円)

皆さんご存じの老後2,000万円問題が解決出来そうな額までは資産を増やす事は出来そうですが。

しかし、毎年年利5%で運用できるとは限りません。誤差が出るリスクがあります。

ですが、iDeCoには政府公認の節税対策があります。
iDeCo運用の比較(元本828万円+運用益1,086万円の場合)
POINT1
元本828万円は掛金拠出時に所得控除になる。
(例)所得税率10%+住民税率10%=20%が絶税。(828万円×20%=165.6万円)
※年収が高いと税率が上がるので節税効果は高くなります。
POINT2
売却益や配当金・利息などの運用益には通常約20%の税金がかかります。
運用益1,086万円×20%=217.2万
iDeCoで運用した場合、POINT2部分はすべて節税になります。
POINT3
資産を受け取る際の節税(60歳以上になった時)
公的年金等控除、退職金控除が適用される
iDeCoで運用した場合、POINT2部分はすべて節税になります。

先生。今のところいいところしか見えてないのですが、逆に怖いです。

そうですね。いい話の裏には何かがあると思ってしまうのは仕方ないですし。

デメリットがあるのも事実です。
iDeCoのデメリット
- 長期間にわたる資金拘束
- 投資信託による元本割れリスク
- 手数料

大きくこの3つのデメリットがあります。
POINT1
拠出したお金は原則60歳以降にならないと引き出せません。
iDeCo年金受け取り時期は加入期間によって変化する。条件により60~65歳
※途中解約も出来ますが、条件が「死亡一時金」や「障害給付金」など。健全者には事実的に不可能です。
POINT2
投資信託による元本割れの可能性がある。
ノーリスクで安全に資産が増えるシステムではない。
POINT3
手数料
加入・口座開設時、掛金納付時、年金受給時など。それぞれの機関に支払いが必要。
※手数料は運営会社によって違う。

なるほど。メリットに比べるとデメリットはそれほどインパクトがありません。
仕方ないかな?って思える感じがしますね。

あら。そう思えるうぐいす君はiDeCoが向いているかもしれませんね。
では、次についても理解をしておいてください。大切です。
本当にあなたにとってiDeCoにメリットなのか。デメリットなのか。

ここまでは一般的な解釈でメリット、デメリットをお話ししました。
ここからはあなたにとってのメリット、デメリットを考えましょう!
iDeCoの税負担を最大限に生かす運用益の受け取り方法が難しい。
iDeCoは税負担の軽減が主。税負担をゼロにはならない。

iDeCoは税負担の軽減策がいくつも用意され複雑です。逆に考えると、タイミングによって税負担がかかります。受け取り時期に試行錯誤が必要です。
iDeCoに向いている人、向いていない人

iDeCoの最大のメリットは節税。

60歳以降まで資金が凍結されていしまう。

簡単に解説をすると・・・。
向いている人 : 貯蓄がある。収入が多い。会社員、公務員
向いていない人 : 貯蓄が無い。収入が少ない。自営業、フリーランス

先生!それはどういう意味ですか!!!

事実上の富裕層優遇制度と言えるかもしれません。自営業やフリーランスは収入の差が激しいので資産凍結は非常にデメリットになります。

老後の事を考える前に、今の生活を圧迫するのであればメリットが無いという事です。

生活資金を削ってまでiDeCoで資産運用をする必要が無いと考えましょう!

なるほど。。。ある程度のゆとりがある方がいいのですね?

そうですね。投資信託はゆとり資金で行う事は基本になってきます。その考え方を元にiDeCoの検討を始めてみるのが一番です。

DeCoの節税対策は現在の法律でトップと言える政策です。しかし、「節税にならない職業」例えば、主婦(夫)など扶養控除適応されている方。つまり所得税住民税を払ってない人には「節税」の概念が無いので効果が期待できません。

分かりました。では、iDeCoをはじめてみます!できますよね???

iDeCoは誰にでも使えます。さらに、企業NGな会社の場合も2022以降使える人の幅が広がります!
iDeCoをはじめてみよう

iDeCoを始めるにあたって、拠出限度額を知っておきましょう。
iDeCo掛金・拠出限度額


あなたの職業に当てはめてみると年間どのくらいまでの投資信託が可能なのかわかります。
iDeCo取扱金融機関の選定

iDeCo口座を作るためのの金融機関がたくさんあるのでわかりません・・・。

そうですよね。たくさんあるからこそ迷ってしまって決めかねる気持ちもわかります。

あなたの信頼できる金融機関で良いかと思います。ですが、投資信託の取引銘柄、手数料を下げるのも大切な節税になると思いますよ!

私ふくろうが開設した口座を少し理由を加えてご紹介しましょう。
ふくろうおススメマネックス証券
- 運営管理手数料が0円。
- ネックス証券厳選の運用商品27本
- 充実の運用サポート
ふくろうおススメ運用商品
- 全世界株式インデックス・ファンド
- eMAZIS Slim米国株式(S&P500)

先生。投資信託への不安がぬぐい切れませんね・・・。

そうですね。リスクがあるのは間違いありません。それが投資信託です。

ですが、長期の投資。つまり20年以上の投資ならば元本割れはほとんど無いという過去数十年のデータから見ることが出来るのです。

最終的に決断するのはあなたです。新しい制度を使って将来に投資してみませんか?
まとめ
iDeCoって何
iDeCoは自分の為、家族のために年金を積み立てる制度。
iDeCoを使うとなぜ老後対策になるの?
主に節税が出来る。掛金の所得控除、運用益非課税、定期預金の要素もある。
iDeCoとデメリットを教えて?
長期資金拘束がある、元本割れのリスク、手数料が必要。
iDeCoに向いてる人向いてない人って何?
貯蓄がある人には向いている。家計がぎりぎりの人には家計立て直しが先決。
iDeCoは誰にでもできるの?
2022年以降は誰にでも出来るようになる
iDeCoはどうやって始めるの?
おススメはマネックス証券。運営管理手数料無料、運用商品も充実。
iDeCoのおすすめ銘柄は???
長期資産運用される人には全世界株式インデックス・ファンドやeMAZIS Slim米国株式(S&P500)がおすすめ。
iDeCoは老後資金対策としては非常に優秀な政策の一つです。
iDeCoは非常に使える政策です。
これからの老後は自分で年金を作る時代へと変化していきます。
用意された新し制度がメリットを感じるのであればどんどん利用していくに越したことはありません。
学ぶことによりリスクを減らし老後への暮らしを豊かに進めていきましょう